合併しなかった村、西粟倉村が村民所得を増額できた理由 そして次の未来への戦略現場ルポ
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- Опубликовано: 12 сен 2024
- 「これまで50年育ててきた森を、ここから50年、自分たちので手で育てていく」。
かつて「合併しない選択」をした人口1500人の小さな村、#岡山県 #西粟倉村。
存続をかけた生き残り策は、村の93%を占める森林を、「産業」として再生させること。
「 #百年の森構想 」と呼ばれるこの計画は、事業を川上と川下に分けています。
川上では、3000ヘクタールに及ぶ個人所有のそれぞれの森を組合が共同管理し、計画的に間伐や道路の整備を行って、山を再生させながら、伐採した原木を村に供給します。
川下では、その原木を生かした商品開発と新規事業の育成に注力。
切り出された木材はABCにランク分けされ、AB材は住宅用建材として加工し商品として全国に流通。C材は村内施設の電熱供給として活用されます。
これによって森の資源は村内に循環、新たに様々なビジネス需要が生まれ、これまでに50社以上のベンチャー事業者が誕生、村内にあらたな稼ぎと雇用を創り出してきました。
林業事業者の青木昭浩(あおきあきひろ)さん。代々、この村で森と共に生きてきました。
青木さんON「青木村長がまだ議長とかやられていない時かな、言われたんですよ。「合併したらダメで。」「何もやっていないのに合併っていう選択肢はなかろうが。何かやってそれでもダメだったら合併してもええけど、何も頑張ってないのに合併っていう選択肢はなかろう」って。すごく今でも覚えています。それは今でも僕の中で支えになっています。」
川上の事業にも、新たな人材が集まってきています。
東京出身、田畑直(たばたすなお)さん。5年前に西粟倉村に移住、森の管理事業を村から受け継ぐ、株式会社百森を創業しました。
田畑さんON「会社として考えると役場が今までしていた森林組合がやっていた仕事をやっていけば死にはしない、でも豊かにはならないというところで、豊かになろうと思うと色々考えていかないといけないよねという感じ」
様々な世代が集い、順調に歩みを進めているように見える西粟倉村。
しかし、そこには様々なジレンマも潜んでいます。
上山隆浩(うえやまたかひろ)地方創生特任参事ON
「自治体としたら小さな起業でも若い人たちがいて,地域としてはいいけど、それが地域の雇用に直接結びついているかというと2000万、3000万くらいではその人たちだけでできてしまうので、直接繋がらない」
村の経済をどう拡大させるのか?西粟倉村の次の一手をわたしをことばにする研究所が取材しました。